【症例報告】 新免疫療法による がん免疫療法
肺扁平上皮癌 リンパ節転移 原発巣切除できず 当院治療4年10ヵ月間
新免疫療法(NITC)単独
平成9年4月に、健康診断にて右肺門部腫瘍陰影を指摘され、同年6月に、総合病院に精査目的で入院となりました。
気管支生検と穿刺吸引細胞診でも診断がつかず、同年7月に、開胸肺生検で扁平上皮癌、リンパ節転移と診断されました。
術前および術中も原発部位は不明で、転移リンパ節の血管への浸潤が強いため、生検のみで終わりました。
最終診断は壁外型扁平上皮癌(TxN1M0)と診断されました。
患者様は、抗癌剤と放射線療法を受けたくないと考え、平成9年7月末に退院し、8月初めより新免疫療法(NITC)を開始しました。
この頃の免疫能力検査は新免疫療法(NITC)が始まったばかりで、Th1サイトカインのIFNγとIl-12が測定できるのみでしたが、治療開始時の検査で、IFNγが21.5 IU/mlおよびIL-12が12.4pg/mlと、いずれも活性化され高い値を示しておりました。
新免疫療法(NITC)開始時の平成9年9月の胸部CTでは、右肺中葉のS6に肺気腫と肺門部のリンパ節腫大が認められています。
この病変は平成11年11月までの2年3ヶ月間に計6回のCT検査では、変化なしとの所見でした。
しかし、平成12年3月から平成13年11月まで1年8ヶ月間の3回のCT検査では、同じ~若干増大との所見で、PDと判定しました。
レントゲン写真でも同様な傾向が現れています。
この患者様は、初診時から手術、放射線、化学療法を行わず新免疫療法(NITC)を単独で約5年間、通常の社会生活を行いながら、治療を続けた患者様です。
肺扁平上皮癌は発育が比較的早いのですが、新免疫療法(NITC)により進行を遅らせ、長期生存を可能にしたものと推察されます。
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気管支生検と穿刺吸引細胞診でも診断がつかず、同年7月に、開胸肺生検で扁平上皮癌、リンパ節転移と診断されました。
術前および術中も原発部位は不明で、転移リンパ節の血管への浸潤が強いため、生検のみで終わりました。
最終診断は壁外型扁平上皮癌(TxN1M0)と診断されました。
患者様は、抗癌剤と放射線療法を受けたくないと考え、平成9年7月末に退院し、8月初めより新免疫療法(NITC)を開始しました。
この頃の免疫能力検査は新免疫療法(NITC)が始まったばかりで、Th1サイトカインのIFNγとIl-12が測定できるのみでしたが、治療開始時の検査で、IFNγが21.5 IU/mlおよびIL-12が12.4pg/mlと、いずれも活性化され高い値を示しておりました。
新免疫療法(NITC)開始時の平成9年9月の胸部CTでは、右肺中葉のS6に肺気腫と肺門部のリンパ節腫大が認められています。
この病変は平成11年11月までの2年3ヶ月間に計6回のCT検査では、変化なしとの所見でした。
しかし、平成12年3月から平成13年11月まで1年8ヶ月間の3回のCT検査では、同じ~若干増大との所見で、PDと判定しました。
レントゲン写真でも同様な傾向が現れています。
この患者様は、初診時から手術、放射線、化学療法を行わず新免疫療法(NITC)を単独で約5年間、通常の社会生活を行いながら、治療を続けた患者様です。
肺扁平上皮癌は発育が比較的早いのですが、新免疫療法(NITC)により進行を遅らせ、長期生存を可能にしたものと推察されます。